帝国の遺跡群

Fallen Empires(独りの帝国跡地)

イムリ5巻

http://blog.livedoor.jp/death6coin/archives/51148340.html
http://blog.livedoor.jp/su_da_chi/archives/51436927.html
http://xn--pcki5bxhs342a0dza.com/view/4757746113
http://www.kanshin.com/keyword/1668760
イムリは3巻くらいまで世界観とルールの説明みたいなものでとっつき難かった。
4巻くらいからそれらが回り始めて5巻で頂点に達したと思う。


洗脳の技術が中心になってる世界で支配民族が奴隷民族を当たり前のように
使役してるのが描かれるんだけど、洗脳技術が元々は支配民族のものではなかったとか
そもそも洗脳は力の使い道の1つでしかなかったというのが徐々に明らかになる。
生き死に以外に奴隷化されるという可能性もあるのでキャラが死ぬより絶望的な展開も。


5巻非常にいいところで終わってるけど現在発売中のビームに掲載されてるのが
多分5巻最終話の次の話で、かりそめの希望を人参みたいにぶら下げられたラルドが
鮎の友釣りみたいにデュルクを「奴隷をつくる側」に引き入れさせられてしまう。
しかも重要キャラが無残にも奴隷にされてるという…この漫画は老人が狡猾で強すぎ。


三宅乱丈氏は「ペット」が好きだったんだけど打ち切りみたいな終わり方だけが残念でした。
5巻にして加速するようなこの作品を辛抱強く描かせてくれたコミックビームは偉い。